おれは今口内炎ではないというその幸せをすぐ忘れてしまう
*
おれは今口内炎ではないというその幸せを思い出せない
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<枡野様>
今、の位置、なるほどです。
読みやすく、引き締まる感じがします。
「噛みしめる」も、口内炎の原因の一つが噛むことにあるので、歌を濃くしますね…。
口内炎ではないときの幸せをもっと噛みしめてればよかった
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母親の作ってくれた弁当を 一枚くらい写真に撮っておけば良かった。
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これを強引に短歌にすれば
母親の作ってくれた弁当を 写真に撮っておけば良かった。
ということになるのか。
散文ののままのほうが良かった気もする。
もっと別の方法で圧縮できるのかな。
短歌は難しい。
*
母さんの弁当を一枚くらい写真に撮っておけば良かった。
おれ自身は「母さん」と呼ばなかったし,もしこれを
読む人がいた場合も、
共感を呼ぶ場合と呼ばない場合があるなと思う。
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開の字のつもりで閉を押しており 微笑みながら扉が閉まる
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どう見ても完璧な部屋が見つかった 成約済みの点を除けば
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どうせもう壊れてしまった今日だからもっと壊してしまいたくなる
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右・左・右・左という順番で かならず曲がって歩く実験
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タイムマシンあったら長い旅をして 出かけた次の日に戻るのに
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これからのワープロソフトつくる人「出木杉」もちゃんと変換してね
イカしてる ジャイ子は漫画家修行中 ペンネームはクリスチーネ剛田
地面からいつも3ミリ浮いているドラえもんには靴はいらない
スネツグは、スネ夫の実の弟でニューヨークのおじさんちの養子
見てごらんしっぽがピコピコしているよ 機嫌が悪いドラえもんです
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そういえばのび太もドラえもんも一度人生のどん底を見ている
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ドラえもん、猫を飼ったらわかったよ。きみが押し入れ好きな理由が
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逃げる自分その尻拭いする自分 のび太じゃないので一人二役 (徳山雅記)
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逃げ出したい自分を励ますのも自分 のび太とちがって一人二役 (徳山雅記)
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今寝るとすぐに明日が来てしまう それが怖くて起きつづけている
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宇宙からあるいは遠い未来から僕にも何かが来るかもしれない
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こんな年こそ真の巨人ファンぶりを発揮するべきチャンスなのかも
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しなくてはいけないことはわかってる でも納得はまだできてはいない
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納得がいかないことはしたくない どんなに説得されたとしても
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38歳になっても平積みの一番上の本が買えない (徳山雅記)
いつかりっぱな大人になったら、こういうことを気にしないで生きていけると信じていました。
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情報が少ない時代は今よりもだれもが身のほど知らずでいられた
『ニート』という本で玄田有史氏が書いていた文章を短歌化しました。
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雪を見て積もるといやだと心から思える人は本当の大人 (徳山雅記)
「大人になるとは、 たとえば雪が降ると顔をしかめるということ。 」
という文言を、短歌にしてみるように、と枡野さんから宿題が出たので、やってみたのですが、むずかしいですね。
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雪を見て顔をしかめているようなただの大人になってしまった (徳山雅記)
枡野さんからの宿題をきっかけに作ってみたものです。
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欲しかったおもちゃとちょっと違ってた 最初からそんなものはなかった
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欲しかったおもちゃとちょっと違ってた だけどそのうち慣れてしまった
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欲しかったおもちゃとちょっと違ってた だれも悪くない だけどかなしい
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この俺がこんなに駄目な瞬間もイチローはきっと精進してる
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欲しかったおもちゃとちょっと違ってた そこから先が思い出せない
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欲しかったおもちゃとちょっと違ってた だれも悪くない だからかなしい
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オヤジにはなりたくないが 大人にはならねばならぬということだろう
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凧はただ高く揚げればいいわけじゃないって言える大人になった
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凧糸で繋がれているので 空を楽しむ余裕も生まれたりする
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飛ばすものじゃなくて凧は揚げるもの 俺の息子なら間違えるなよ
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ネット書店 ないものひとつ挙げるなら 本棚の前で催す便意 (徳山雅記)
個人的見解では、あれは武者震いのようなものではないかと。
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朝までじゃ冷却期間が短かすぎ 明日の俺が抑えきれない
脳内でこのバカヤロウを繰り返し嫌になるのを待つ午前4時
冷静な明日の俺がこのままじゃどこか遠くに消える朝5時
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真夜中の自分の部屋に帰れない 別の自分が寝てたら怖い
真夜中の自分の部屋にいられない 別の自分が帰ってくるかも
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上京し最初に実現した夢は ウインナー炒め無制限食い (徳山雅記)
ほんとうにそれが夢だったんだから仕方がない。18の春。
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夕焼けのエアーズ・ロックで火をつけたブーメランただ投げ狂う夢 (徳山雅記)
写真でしか見たことはないのだが、エアーズ・ロックは夕暮れになると真っ赤に焼けた石のようになるらしい。
夕焼けのエアーズ・ロックでブーメランただひたすらに投げては受ける
夕焼けのエアーズ・ロックを周回す我がブーメランただひたすらに
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努力では実現できないことでしか夢と呼ばぬとイチローは言う (徳山雅記)
いつか見たイチローのインタビューから。
メジャーに来たこと自体は、なんら「夢」ではなかったと。
これは努力の先にあった現実の延長だと。
だから、あの257安打の瞬間こそは、
彼にとっても夢のような出来事だったのだろうなあ。
この星に今イチローが生きている幸運に少しあずかっている
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誰もまだ君の記録を破れない 僕の夢への登場回数 (徳山雅記)
若いころは夢にも元気がありました。
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色付きかどうかも分からないという夢を見ながら君が寝ている (徳山雅記)
色付きの夢をみんな見ていると思っていました。
大学時代のある日、はっきりと「色はない」と断言する人に出会って、
それこそ夢でも見ているような気がしました。
よく分からないという人もいました。考えたこともないと。
絶対に総天然色に決まってるじゃないか!と言い張る自分も、
相手から見れば不思議な人間の一種だったのでしょう。
ところで、最初この歌は
色つきかどうかもわからぬ夢を見るような人でも同じ人間?
でした。
しばらくして、とても「傲慢」な歌を作ってしまったと激しく後悔し、
またなぜか強く動揺して、
ココログの操作もよく分からないし、修正したり消去したりして、
おかしなことになってしまいました。
色付きかどうかも分からない夢を見ている君も人間
というのも作ってみたけれど、
何も変わっていないようにも思えるし、
今回の改作もいまだに傲慢なのではないかと思え、
まだぐるぐると考え続けています。
わかったのは「同じ人間」と言う言葉は非常に危険だということ。
同じだから「良い」という前提がそこにはあって、
それはそれで有りだと思うのですが、
僕ごときの短歌では扱いきれない。
言葉は凶器にもなりうるので、丁寧に扱わないといけないですね。
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夢の中で目覚めるための方法が書かれた本があった気がする (徳山雅記)
これは本当にあるのだが、(『明晰夢』春秋社)
http://www.shunjusha.co.jp/book/36/36115.html
読んだけどよく分からなくてついて行けなかった。
でもいまだになんだか気にかかってはいる。
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これはもうなにかの魔法でもう二度と覚めない夢だと思うしかない (徳山雅記)
ほんとうに自分ではどうしようもなかったようなときには、
心に別のスイッチが入って、悲惨だけど前向きになれる。
地震のときとか?
でも、自分のせい、がちょっとでもあるときは、こういう気分にはなれない。
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本棚といっしょに君がやってきた 大島弓子と吉田秋生も (徳山雅記)
本の歌といえば、ABCを救え!の新聞広告のなかの、枡野さんの
真夜中の青山ブックセンターで買った本から逃れられない
がすごく好きです。
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2112年9月3日〆 科学者たちに出された宿題 (徳山雅記)
ドラえもん誕生をすこしプレッシャーに思う歌です。あと1世紀。科学者のみなさんには、本当にがんばっていただかないと。
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赤ん坊にベタベタ触っておくことはドラえもんへの間接タッチ (徳山雅記)
ついでにもう一つ。このテーマはこれで打ち止めかな。
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生きてれば22世紀に触れる子 ドラえもんに会えたらよろしく (徳山雅記)
ドラえもんに会えるテーマのバリエーションです。
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ドラえもんぬきでのび太の人柄と結婚するって本当ですか? (徳山雅記)
<「結婚」評その4>で一度紹介していただいたものです。しずかちゃんの本心についてのつっこみです。
のび太が自立できた時点で、ドラえもんはセワシくんの所に帰っているだろうとはいえ、時々交流はあるはず。しずかがそれを知らないはずはありません。
つまり結婚相手についての総合的判断のなかに「人脈」というものも含まれるものであろうか、という、これもまあ、ある種のやっかみですな。
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ドラえもん誕生日まで108年 なんだこの子は会えるじゃないか (徳山雅記)
枡野さんに前に見ていただいたものをあらためてトラックバック致します。
「この子は」、というのはわが子のことなのですが、いま3才なので、111才まで生きられればドラえもんに会えます。健康には気をつけさせないといけない。
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ドラえもんぬきでのび太の人柄と結婚するって本当ですか (徳山雅記)
枡野浩一さんの「かんたん短歌blog」への初投稿作品です。
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