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おれ選名句集

iPhoneのメモに保存してた最初の「おれ選名句集」より:

 

鶏頭の十四五本もありぬべし

(正岡子規)

 

いくたびも雪の深さを尋ねけり

(正岡子規)

 

流れゆく大根の葉の早さかな

(高浜虚子)

 

落ちざまに虻を伏せたる椿かな

(夏目漱石)

 

滝の上に水現れて落ちにけり

(後藤夜半)

 

外にも出よ触るるばかりに春の月

(中村汀女)

 

封切れば溢れんとするかるたかな

(松山夏山)

 

水枕ガバリと寒い冬がある

(西東三鬼)

 

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す

(西東三鬼)

 

採る茄子の手籠にきゆあと鳴きにけり

(飯田蛇笏)

 

春ひとり槍投げて槍に歩み寄る

(能村登四郎)

 

戦争が廊下の奥に立つてゐた

(渡辺 白泉)

 

ピーマン切って中を明るくしてあげた

(池田澄子)

 

じやんけんで負けて蛍に生まれたの

(池田澄子)

 

初茸のどこか傷つくところあり

(嶋田麻紀)

 

きらきらと目だけが死なず鬼やんま

(加藤楸邨)

 

いきいきと死んでゐるなり水中花 

(櫂未知子)

 

うなぎ屋のうの字延びきる暑さかな

(川合正男)

 

かたちなきものへとかへる秋の雲

(高梨章)

 

ショベルカー木槿に触れて止まりをり

(堀本裕樹)

 

てざわりがあじさいをばらばらに知る

(福田若之)

 

春はすぐそこだけどパスワードがちがう

(福田若之)

 

夜のシャワー俺が捕つたら勝つてゐた

(黒岩徳将)

 

水槽の泡とらふぐを押し戻す

(トオイダイスケ)

 

商店街だんだんただの道の夏

(佐藤文香)

 

会計が済んでわたしの桃である

(友定王句会より)

 

水中花あなたは何も見なかった

(傍点鯖王句会より)

 

上巻を入れて下巻を出す鞄

(黒木理津子)

 

ごみ出しの帰りは手ぶら花南天

(るいべえ)

 

窓越しに君には見ゆる冬の雨

(藤井あかり)

 

自動ドアひらくたび散る熱帯魚

(岡田由季)

 

 

 

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