« June 2019 | Main | December 2019 »

September 2019

川柳1、2

俳句の傍らついつい出来てしまう川柳。

iPhoneのメモに保存してたメモが、無くなったと思ってたら見つかった。

 

 

川柳メモ1、2 アーカイブ

 

川柳 1

 

尻一つずらしただけで感謝され

 

最近は下からも開くチャックかな

 

迷う服サイズがなくてホッとする

 

クーラーを買ったあの日を忘れない

 

海苔ですら生まれ変わって新登場

 

空中に指で四角の尋ねごと

 

報告をし過ぎて上司パンクする

 

足首を出してさっそく蚊に刺され

 

代休の小学生の所在無さ

 

折り畳み置いてきた日に雨が降る

 

あたたかや路上で寝れる高円寺

 

理容師の納得するまでヒゲ剃られ

 

ジャニーズの知識嵐で止まってる

 

庭はすぐ植物園となりにけり

 

食うために生きそのために腹減らす

 

揚げ茄子に醤油肉より飯進み

 

カツサンドちょっと眺めてかぶり付く

 

この中のきっとどれかが届出印

 

ふと思い出すAMの周波数

 

追い越されながらバス停まで歩く

 

俺たちは防人なんだと云う上司

 

扇風機いらない機能はリズム風

 

本人はケロリ周りは大騒ぎ

 

挨拶は1足す1の口でする

 

籐椅子の変えた角度をまた戻す

 

洒落乙なホットドッグはパン硬し

 

版ズレや飛び出す眼鏡掛けてみる

 

息子とは飲み交わせない酒もあり

 

秋だから普通の弁当超美味い

 

取ると寒い掛けると暑い布団かな

 

騒がしい家族出掛けてもう寂し

 

銀シャリを食わせてみたいギリシャ人

 

青春が長過ぎる人の浅き愚痴

 

 

川柳 2

 

新幹線他人の彼女の大欠伸

 

新幹線火薬の代わりに人を詰め

 

キーボード絆創膏で隣押す

 

戦場で敵の自撮りにいいねする

 

ハロウィンっていつだったっけとまた聞けり

 

新横浜乙女の祈りで発車する

 

人間は丸くなったりトガったり

 

ハロウィンを過ぎて日本は冬となり

 

iPhoneの変なアラーム効果的

 

それ何処で?マスクの紐が蛍光色

 

若夫婦それぞれの手に家電もち

 

まずパソコン次に上司に挨拶す

 

初夢の三本立てに疲れけり

 

筋肉を伸ばす楽しみくれる凝り

 

SMAPの一人ひとりに思いあり

 

親は地方子はみな都会生まれなり

 

ホワイトデーの方が先でもいいですか

 

青信号意外と長く点滅す

 

勉強は馬鹿ほど伸びる余地があり

 

いなくなるために居場所が必要だ

 

人間が人間に剥く牙痛し

 

有名の基準はいまやウィキぺディア

 

ハングルのなるほどこれはキムチの「チ」

 

一票を投じるように宝くじ

 

スマホ抱きニヤニヤしながら歩く人

 

履けばすぐわかる左右の違いかな

 

うれしいとうそをつく人うつくしい

 

地震来てそのままつけているラジオ

 

平らげた後で見返すカロリー表

 

スリッパを脱いだところへ履きに行く

 

年賀状四五日目から盛り返し

 

半分は局長からの年賀状

 

延々をまた永遠と言い違え

 

すずさんにごめんと言って飯捨てる

 

子供らの休みの長さ羨めり

 

オクターブ上がってさらにハモりけり

 

低音の息子の声にまだ慣れぬ

 

家事用にスーパースーツ欲しくなり(佐江内氏)

 

見つけたる君の苗字の判子買ふ

 

捨てられし体重計の零を指し

 

ししまいがついいましがたいましたが

 

富士山をふじちゃんと呼ぶ三歳児

 

人間は二種類いるとまた言われ

 

ゴミ箱にいったん入れて外に出し

 

イヤホンが人のラジオにハモりけり

 

幸せの総量規制あるのかも

 

食パンよ食べないパンがあるのかよ

 

長袖の上にTシャツまだ慣れぬ

 

CMに問題のない人の出て

 

飛ぶように走る乗越電車かな

 

アンヌ若しウルトラセブンの再放送

 

またダンがウルトラアイを盗まれる

 

分けないで食べる焼き鳥久しぶり

 

暖かや蓋を開けるの怖い鍋

 

午前中に起きたからまあよしとする

 

読むものがなくて自分の日記読む

 

トイレまで追いかけてくるメールかな

 

捨てられぬティッシュの箱に謎のメモ

 

夏休みのび太も一つ歳を取り

 

残りものあればあるだけ食べる主義

 

最近は二秒でものを忘れけり

 

逆向きに寝てみるだけで旅気分

 

夕永し銀行の名前も長し

 

レジの人の決まり台詞を背で聞く

 

この朝は「寒い」がホットワードかな

 

キスシーン撮影前にカレー食ふ

 

そのうちに復活しそう遣唐使

 

酒ラベル裏に回して二日酔い

 

自分だけ相席の蕎麦味のせず

 

知らんがな「なんで私が東大に。」

 

バランスを取るために買うもう一冊

 

見回せば独裁国家ばかりなり

 

空中で吊革探す本の虫

 

平成の終わりに昭和終わりけり

 

地震来て安否確かめ水を買ふ

 

 

徳山雅記

 

| | Comments (0)

おれ選名句集

iPhoneのメモに保存してた最初の「おれ選名句集」より:

 

鶏頭の十四五本もありぬべし

(正岡子規)

 

いくたびも雪の深さを尋ねけり

(正岡子規)

 

流れゆく大根の葉の早さかな

(高浜虚子)

 

落ちざまに虻を伏せたる椿かな

(夏目漱石)

 

滝の上に水現れて落ちにけり

(後藤夜半)

 

外にも出よ触るるばかりに春の月

(中村汀女)

 

封切れば溢れんとするかるたかな

(松山夏山)

 

水枕ガバリと寒い冬がある

(西東三鬼)

 

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す

(西東三鬼)

 

採る茄子の手籠にきゆあと鳴きにけり

(飯田蛇笏)

 

春ひとり槍投げて槍に歩み寄る

(能村登四郎)

 

戦争が廊下の奥に立つてゐた

(渡辺 白泉)

 

ピーマン切って中を明るくしてあげた

(池田澄子)

 

じやんけんで負けて蛍に生まれたの

(池田澄子)

 

初茸のどこか傷つくところあり

(嶋田麻紀)

 

きらきらと目だけが死なず鬼やんま

(加藤楸邨)

 

いきいきと死んでゐるなり水中花 

(櫂未知子)

 

うなぎ屋のうの字延びきる暑さかな

(川合正男)

 

かたちなきものへとかへる秋の雲

(高梨章)

 

ショベルカー木槿に触れて止まりをり

(堀本裕樹)

 

てざわりがあじさいをばらばらに知る

(福田若之)

 

春はすぐそこだけどパスワードがちがう

(福田若之)

 

夜のシャワー俺が捕つたら勝つてゐた

(黒岩徳将)

 

水槽の泡とらふぐを押し戻す

(トオイダイスケ)

 

商店街だんだんただの道の夏

(佐藤文香)

 

会計が済んでわたしの桃である

(友定王句会より)

 

水中花あなたは何も見なかった

(傍点鯖王句会より)

 

上巻を入れて下巻を出す鞄

(黒木理津子)

 

ごみ出しの帰りは手ぶら花南天

(るいべえ)

 

窓越しに君には見ゆる冬の雨

(藤井あかり)

 

自動ドアひらくたび散る熱帯魚

(岡田由季)

 

 

 

| | Comments (0)

« June 2019 | Main | December 2019 »