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第二回鳥渡句会雑感

高円寺北口徒歩1分の「バー鳥渡」にて1月13日(土)に7名で開催。
(概要は https://chottokukai.blogspot.jp )

人数は丁度良いような、少しもの足りないような。
とはいえやはり、空間的にも時間的にも店長入れて8〜9名が限界ですね。

19時からの通常営業時間までには基本終わるようにしたいと思っており、
そのためコンパクトに約2時間で収まるようにする工夫として、事前選句方式にしています。
当日持ち寄り・当日選句だと、全体で3時間4時間平気で超えますね。

次回も参加者が7人だったら投句数4句にしたらどうかなと思ったりもしてますがどうですかね。

今回は安部さんの躍進がすごかったですね。逆選なしの6点で松谷さんと同点三位。
 
 霜柱歩調をあわせさくさくさく(安部誠)

 七草やひとくさがゆとなりにけり(安部誠)

の二句はリズムもいい上に、後半をひらがなでそろえたところなどは字面的にも楽しいですね。

あと、

 初景色雀の玉の散らばりて(安部誠)

は、じつに俳句らしい手慣れた感じの句でとても句会2回目には思えないです。(こう言っては失礼かもですが「かわいらしさ」も意外。「霜柱」句とあわせて、「まさかこの人の作とは!大賞」もぼくのなかでひそかに受賞してます)。

(↓続き)

印象的だったのは、安部さんはすべて実際に見た・体験した通りに句作しようとされていて、かつ他の人の句を鑑賞する際も、自らが同じ体験をしたという観点から語られていたということ。

その安部さんの「えー!俳句ってフィクションもありなの!?」発言は面白かったなあ。今回の白眉でした。きっと次回はさらに進化した安部句が期待できると思います。

句会の醍醐味として、他の人に思いもよらなかった読みを教わることで、句の意味ががらっと鮮やかに変わるということがありますね。

今回衝撃的だったのは、comyさんの
  
 新品のパジャマに着替えて雑煮膳(comy)

どなたかの「ずっと入院してる人なのでは?」という読みを聞いた瞬間、それまで「怠惰なお正月」というイメージばかり抱いていたところから、急に背筋がすっと伸び、気持ちが改まるような気がしました。

作者としては、ご実家の実際の習慣(毎年大晦日に寝間着を新調し年迎えをする)を素直に詠んだとのことでした。

それでも思い出したのは、祖母が最後の年越しをしたときのことで、本当に病院(笠岡市民病院)でのベッドの上だったのでした。
本人のたっての希望でも小さく切った餅を入れた雑煮も食べたとも聞き、年寄りにとって(おもちは危険とはいえ)良かったなあと家族全員で思った記憶があります。
今回なぜかふと思い立って、その祖母が唯一残した短歌集、『歪な貌』をcomyさんに謹呈できたのも、なにか呼び合うような波が来ていたのかも。

ところで盤石のマチコ王体制を倒すのは誰なんでしょう。

次回は春のいつ頃でしょうかね。三月以降かとは思っています。
お花見句会というのもありやなしや。

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